クラプロ

入庫・出庫・移動・調整・棚卸

商品が入ってきた、出ていった、数が合わなかった——在庫が動いたら「作業」として記録します。記録を完了にすると、在庫数が自動で増減します。

作業は「作業」タブから登録します。まずは 入庫出庫 の2つだけ覚えれば、日々の運用は回ります。

5つの作業タイプ

タイプ 在庫は 何を入力する? 単価 どんなとき
入庫 増える 入庫数 仕入単価 仕入れた、返品を受け取った
出庫 減る 出庫数 販売単価 売れた、使った、捨てた
移動 置き場所・ロット・有効期限が変わる 移動元・移動先・移動数 棚から棚へ移した、登録を間違えた
調整 入れた分だけ増減する 増減数(+/−) 破損・紛失で減らした、端数を足した
棚卸 実数に合わせる 実在庫数 数えて実際の数に直した

入庫・出庫

いちばんよく使う2つです。取引先(仕入先・得意先)を選んでおくと、あとから「どこから仕入れたか」「どこへ売ったか」で集計できます。→ 取引先の管理

単価を入れておくと、レポートの金額と粗利が出ます。入庫の仕入単価は、平均原価法のときに平均原価の計算にも使われます。

移動

同じ拠点の中で、在庫のロケーション・ロット・有効期限を変える作業です。ロケーション・ロット・有効期限のどれか1つでもオンにしていると選べます。

  • 商品を選ぶとその商品の在庫の一覧が出るので、移動元にする在庫を選びます。続けて移動先(ロケーション・ロット・有効期限のうち、オンにしている欄)と移動数を入力します。
  • 完了すると移動元が減り、移動先が増えます。 会社全体の在庫総数は変わりません。
  • 1件ずつ登録します。 1つの作業の中に、移動元・移動先の組み合わせが違う移動をいくつでも入れられます。
  • 移動元と移動先をまったく同じ組み合わせにすることはできません。どれか1つは変えてください。
  • 登録を間違えた在庫の直しにも使えます。 その在庫を移動元に選び、移動数にその在庫の全量を入れて、移動先に正しいロケーション・ロット・有効期限を入力してください。
  • 平均原価法のときは、原価もそのまま移動先へ引き継がれます。
  • 拠点をまたぐ移動には対応していません。 別の拠点へ移すときは、移動元の拠点で出庫、移動先の拠点で入庫を記録します。
  • 移動はファイルからの取り込みには対応していません。

調整

増減数をそのまま入れる作業です。「10個減らす」と決まっているなら、実在庫を数え直さずに -10 と入力すれば済みます。

  • 数量欄の見出しは 増減数 です。プラスなら増え、マイナスなら減ります。
    • iOS / Android アプリ — 数量の入力欄の右にある 「+/−」ボタンで符号を切り替えます。
    • ブラウザ — 数量の先頭に 「−」 を入力します。
  • 取引先・単価の欄はありません。平均原価も変わりません。
  • 破損・紛失・ロスの計上、端数合わせ、入力ミスの打ち消しなど、入庫でも出庫でもない増減に使います。
  • 加工・製造の記録にも使えます。 1つの調整の中で、使った材料をマイナス、できた完成品をプラスで入力すれば「材料A+材料B → 完成品C」を1件の作業として残せます。
  • Excel・CSVでの取り込みに対応しています。「コピーして新規作成」も使えます。

棚卸

数えた実際の数を入れるだけの作業です。いまの在庫数との差は、クラプロが自動で計算して合わせます。「何個増やす/減らす」を自分で計算する必要はありません。

調整と棚卸、どちらを使う?

数えた結果を入れるなら棚卸、増減の数が分かっているなら調整です。棚卸に入れるのは「そうなったあとの実在庫数」、調整に入れるのは「いくつ増減したか」。10個割れてしまったとき、棚卸ならいまの在庫数から10を引いた数を、調整なら -10 を入力します。

単価の欄が出てこないとき

原価計算方法が「原価法なし」になっています。金額を管理しない設定なので、入庫・出庫の単価欄は表示されません。

登録する

  1. 「作業」タブで 作業登録 を押します。
  2. 作業タイプを選びます(移動は、ロケーション・ロット・有効期限のどれかをオンにしている場合のみ表示されます)。
  3. 日付を入れます。
  4. 商品数量を入力します。入庫・出庫では単価も入れられます。調整では「増減数」、棚卸では「実在庫数」を入れます。移動では移動元の在庫を選んでから、移動先と移動数を入れます。
  5. 必要に応じて次を入力します。
  6. 状態(予定/完了)を選んで保存します。

商品を追加する方法は3つあります。在庫一覧から選ぶバーコードをスキャンするExcel・CSVで取り込む。現場での入力はスキャンがいちばん速いです(移動ではスキャンは使えません)。→ バーコードでスキャン入力

同じ組み合わせは1行にまとめてください

1つの作業の中で、商品・ロケーション・ロット・有効期限がまったく同じ行を2つに分けることはできません。数量をまとめてください(「作業に同じ商品が複数回登録されています」と表示されます)。

在庫が足りなくて完了できないとき

マイナス在庫を「許可しない」にしていると(初期設定はこちらです)、完了後にマイナスになる作業は完了できません。

こんなときは、次のどれかで解決します。

  • 数量を見直す(入力ミスかもしれません)
  • 先に入庫を記録して在庫を補充する
  • 棚卸で実際の数に合わせる、または 調整 で足りない分を足す(そもそも在庫数がずれている場合)

どうしてもマイナスを許容したい業務なら、管理者が「その他」→「マイナス在庫」を「許可する」に変更できます。

Excel・CSVでまとめて取り込む

作業は ExcelブックやCSVファイルからも登録できます。入庫・出庫・調整・棚卸が対象です(移動は非対応)。

取り込むときに作業タイプと**状態(予定/完了)**を選びます。商品は商品名またはSKUで指定し、取り込んだファイルから商品が新しく作られることはありません。→ CSV・Excel・ラベル印刷・画像

うまくいかないとき

表示されるメッセージ どうする?
作業日が必要です 日付を入力してください。
作業商品の数量が必要です 数量を入力してください。
在庫数はマイナスにできません。在庫数を0以上に調整してください 在庫が足りません。上記「在庫が足りなくて完了できないとき」を参照してください。調整でマイナスを入れすぎているときも同じメッセージが出ます。
作業に同じ商品が複数回登録されています 同じ商品・ロケーション・ロット・有効期限は1行にまとめてください。
移動元の在庫を選択してください 移動では、はじめに移動元にする在庫を選んでください。
移動元と移動先を同じにはできません ロケーション・ロット・有効期限のどれか1つは、移動元と違う値にしてください。
移動元と移動先の数量が一致していません 移動元と移動先の数量が釣り合っていません。明細を開いて数量を合わせるか、不要な行を削除してください。
予定中の作業のみ編集できます いったん「予定に戻す」と編集できます。→ 予定と完了・作業履歴
重複した棚卸し作業が見つかりました ファイルの中で、同じ商品・ロケーション・ロット・有効期限の棚卸が2行以上あります。1行にまとめてください。

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